台風のノルダ

映画を見るときはだいたい、キービジュアルやキャッチコピーでピンとくるものがあればあまり下調べせずに行くことにしています。ゲーム買うときもそんな感じ。これもTwitterかどこかで流れてたキービジュアルから公式サイトのトップを見て、見に行きたいと思っていたのでした。しかし上映日をすっかり忘れており、知人が見に行ったことをツイートしてくれて気づいた次第。こういう作品は上映期間が短いので、気づけてよかったです。「陽なたのアオシグレ」との二本上映。陽なた〜のほうは台風のノルダよりも前に製作・公開されていたんでしょうか?(不勉強でこのあたりよくわからず)以下、多少のネタバレを含みますのでご注意下さい。

陽なたのアオシグレ

ストーリーはシンプルなのですが、アニメーションがとてもカラフルで素敵でした。現実と想像の映像が入り混じった後半のスピード感が好きです。スピッツの挿入歌もあいまって泣いてしまいました。(悲しい、とか切ない、とかではなくて、画面からあふれ出す熱量にあてられた感じです)小学生の男の子と女の子、可愛らしいお話と絵柄でしたが、ところどころにフェチズムを感じました。

台風のノルダ

台風のノルダ DVD通常版

台風のノルダ DVD通常版

文化祭前日の学校、仲違いをした少年たち、島に近づく台風、そして謎の少女。こういうのに弱い人の弱いポイントおさえてますね。感想を見たところ「ストーリーが突飛すぎる」とか「説明が少ない」とか、わりと否定的な意見を目にしてしまったのですが(もちろん好きだ、という感想もあった)、キービジュアルを見たときから匂い系BLを感じ取っていた私には大変ツボで大変好みな作品であったといわざるを得ません…! ヒロイン(少女)いらなかったんじゃないかという感想も見ましたが、少女は台風であってヒロインじゃないんですよ。主人公は東と西条のふたりの少年なんですよ。ふたりの関係性を日常→台風→台風一過として描いているんですよ。少女はその触媒としての機能を与えられているのです。とかそれっぽいこと書きましたがたいへん萌えたということを言いたいだけです。東役の声優さんは全編通してはぁはぁ言ってるシーンが多くて大変そうでした(えっちな意味ではなく)