STAR DRIVER 輝きのタクト オフィシャルコンプリートガイド
TVアニメーション「STAR DRIVER 輝きのタクト」オフィシャルコンプリートガイド (ファンブック)
- 作者: BONES,スクウェア・エニックス
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: コミック
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例えばサイバディデザインのコヤマシゲトさんによる、サイバディ解説。元ネタなどを交えてのコメントは非常に読み応えがありました。ワコのサイバディはセーラームーンをちょっと意識してるとかね。私が本作に一番期待していたのは五十嵐監督・榎戸両氏による各話解説だったんですが、うん、とても興味深く読めたけれど、もっと突っ込んでいろいろネタ解説が見たかった。全てを語ってしまうのがいいとは思いませんが、こういう公式ガイド本なんてファンしか買わないのだし、散りばめられた伏線や、本作で語られなかった設定、元ネタなんかを知りたいと思うのがファン心。せめて各キャラクターの名前に込められた意味とか、フェニキア文字の意味だとかね。ということで、五十嵐監督・榎戸さんメインのこゆーい1冊を出してくれませんか? もう全部そこで語ってほしい。
とはいえ、両氏のやりたいこと・やるべきことは放送開始前から一貫して変わりなく、これはアニメ放送前に発売された「VOICE★美少年」の対談を読むと分かりやすい。(Vol.1とあるが、結局2が出ることがなかったのは御愛嬌)
VOICE★美少年 「STAR DRIVER 輝きのタクト」 (SE-MOOK)
- 作者: BONES,STARDRIVER製作委員会,スクウェア・エニックス
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: 大型本
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話がガイドブックから脱線しましたが、メカ作監さんたちの座談会も大変楽しかった。最終話の作画ラッシュは、新井さんの3話があったおかげかもしれませんよ! 個人的には鹿間さんの作画がすごいという印象だったので、今後の活躍にも期待しています。とりあえずスタドラのおかげで、いろんなスタッフさんの名前を覚えられて良かった。原画集も楽しみですね。
最後に、巻頭の文章を紹介して終わりたいと思います。この文章を読んだ時、正直震えた。
はじめに、ひとつの島があった。
そこへ星空を越えて「彼ら」がやってきた。
「彼ら」はその島に故郷の叡智と技能をもたらした。
サイバディ、二十二の大いなる力をこの星に。
そしてその力を操るための、二十二のシルシを人に。
「彼ら」は賢く、二十二のシルシのなかに
サイバディの大いなる力をごく限られた空間にとどめおくための、
四つの強い鍵となるシルシを人に授けることもわすれなかった。
その封印のシルシを担うものは、のちに四方の巫女と呼ばれた。
それからずっと
人は天に試されていたのかもしれない。
大いなる力を扱う勇気を。
あるいは、扱わない覚悟を。
やがて、星降る夜に
海を越えて、少年が島にやってくる。
彼は胸にひとつの傷と、その傷に宿ったひとつのシルシをもっている。
若い彼は、まだ知らない。
これから出会う、いくつもの運命を。
彼と彼のシルシに託された未来の大きさを。
その、輝ける日々を。
(STAR DRIVER 輝きのタクト オフィシャルコンプリートガイド イントロダクションより引用)