精霊の守り人

精霊の守り人 (新潮文庫)

精霊の守り人 (新潮文庫)

前から読もうかなーと思いながら手を出してなかったんですが、図書館に行ったらおいてあったので借りてきた。主人公の女性が、こういう作品にしては結構年上なのは知っていたけど、本当に漢らしい人で惚れちゃいそうだ。バルサかっこいいよバルサ
女用心棒のバルサが、人助けをしたことから皇子の護衛をすることになっちゃう話。皇子はあることから実の父である王様から命を狙われていて…という。世界観がしっかりしてて、固有名詞がいっぱい出てくる。嫌いじゃないよ、そういうの! でも途中で何がなんだかわからなくなってくることも…。全10巻の長編シリーズですが、この作品だけでもきちんと完結してます。実は読んでる間はそんなにグッとこなかったんだけど、読み終わったあとにじわじわと「続きが読みたい…」と思うようになり、今は2巻目である「闇の守り人」読んでます。精霊の守り人と共通するキャラクターが少ないけど、やっぱバルサかっこよくて面白い。今のところお気に入りのキャラクターは、バルサの養父であるジグロです。ジグロが語られるエピソードがどれも深く、そんな盛り上がるような場面でなくてもちょっと感動してしまったりする。アニメも好評みたいだったので、機会があれば見てみたいと思います。でも小説の絵柄に慣れちゃったので、アニメのバルサはスマートすぎると思っちゃうんですよねぇ。