凍牌 〜5巻

凍牌 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

凍牌 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

タイトルどおり、麻雀マンガです。私はドンジャラはしたことがあっても、麻雀はしたことがありません。高校のころ、生徒会室のパソコンになぜかインストールされていたゲームならしたことがありますが…。ということで、ドラの意味も分かりませんし、ポンもカンも何のことだかすっかり忘れてしまいました。役も全然わかりません。
そんな私が何故このマンガを購入するに至ったかというと、作者の志名坂先生のファンだったからです。志名坂先生の作品といえば、大学受験をテーマにした、その名もずばり「受験の帝王」が一番好きです。表紙も赤本ライクで良い感じ。そのあと、「受験の帝王」のキャラクターを引き継いだ続編「帝王への道」を執筆、その後はジャンルをがらりと変えてSF作品を描いてたんですが、それきり本屋で見かけなくなりすっかり忘れていました。これまで読んだ作品がコメディだったんですが、凍牌は表紙を見た瞬間から「これはシリアスな麻雀マンガに違いない…」とちょっとしり込み。読んだらやっぱりシリアスというか、読んでて痛くなるマンガでした。
主人公のケイ(麻雀の世界では「氷のK」と呼ばれている)は高校生ながら、高レート賭け麻雀で稼ぎまくっており、その理由というのが、彼が押入れで飼っている?少女アミナ。むしろこのアミナとの出会いが、ケイを麻雀の世界に引きずり込んだといえるかも。そのエピソードは2巻で語られるのですが、大人やヤクザにも動じないケイとは違って面白かったです。また、5巻の代打編も大変面白かった。でも痛そう…普通死ぬだろ! 麻雀を知らない私でも楽しかったので、興味ある方は是非。
でも本当はこういうハラハラする作品より、「麻雀倶楽部」みたいなのほほんとした作品が読みたいところ。麻雀倶楽部は古本屋で2巻だけ買って読みましたけど、これも麻雀は分からないけど、みんな雀鬼で楽しかったなぁ。(ヒマさえあれば麻雀をしているマンガ)あんまし覚えてなかったんでネットで調べてたら、こちらが詳しかったので是非どうぞ。→近代麻雀生活さん