マッドマックス 怒りのデス・ロード

じつは「バケモノの子」と同日に見たのですが、あまりのことに話が脳に到達せず、かなり胃もたれ的な感じでぼんやりしていました。今回、4DXのリバイバル上映があるということで、友人らを誘って2度目の鑑賞。4DXも初体験です。前回は軽い気持ちで見に行って打ちのめされたので、今回は睡眠と食事を適度にとり、万全の体調で臨みました。初鑑賞の友人にも「絶対ちゃんと寝て来い」と念を押しておいたのは我ながら偉いと思います。
初の4DXは予想よりも椅子が揺れて楽しかったです。まあ想像はできたけど、マッドマックスの内容だと全編ガタガタ動きすぎだよね…。楽しみにしていた水の演出は、実は手元のスイッチでON/OFF切り替えられます。もちろんONにしましたけどね! 水のシーンで水がかかるのは別にいいのですが、血しぶきのシーンでも水がかかるのはびっくりしましたね…水だってわかってたけどなんだか複雑な気分でした。3D+4Dで2900円。(3Dメガネ代含)2時間アトラクションに乗りっぱなしだと考えると、まあ妥当な金額かなと。
本編ですが、今回はストーリーに集中できたのと、ペース配分ができたのでだいぶ没頭してみることが出来ました。ニュークスなんて最初から愛しくてしょうがなかったです。イモータンジョーも圧制者だけど可愛げもあるよね。あと、余裕のある状態で映像を見ると、もちろんストーリーにはぐっとくるんですが、突っ込みどころも多くて笑いながら見ました。結局ガソリンを口移しで車のパイプ?に入れる必要なんて全然ないんだよ! でもコメディタッチで笑えるというよりは、やはり圧倒的な血と暴力の描き方ですかね。本当はあまりこういう作品は見ないのですが、暴力描写の快感を無理やり叩き込まれた気もします。映画館で見られて良かった。というかホームシアターでもないかぎり、家の小さなテレビで見るのは(再鑑賞ならともかく)もったいない作品ですね。