ソーシャル・ネットワーク

久しぶりに洋画観賞。いつかの『ワルキューレ』以来というと、本当見てなかったんですね…アニメ入れても一番最後に見たのが銀魂だからこれは酷い。TwitterのTL上で見た人が多く、これは自分も見たほうがいいかな? という理由だけで見てきました。なので事前情報殆どなく、Facebookの話ということだけで最初はSNSを舞台にしたサスペンスミステリか何かだと思ってたくらいです。ちなみにFacebookSNSの1つということだけ知ってて、創業の経緯とかは全くの無知。
そんな私でしたが、なかなかテンポよくて楽しめました。3つの時間軸が交差しながら描かれていくんですが、1つが主人公でありFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグハーバード大学在学時代にFacebookを立ち上げてからその規模を拡大していくもの、1つがFecebookのアイディアをマークに伝えプログラミングを依頼した『フェニックス』と呼ばれるクラブ(なんか選ばれた人しか入れないエリート集団のようです)のメンバーに起こされた訴訟の様子、1つがFacebookの共同創始者であり、主人公の友人でもあったエディアルドに起こされた訴訟の様子です。時間軸で行くと最後のエディアルドの訴訟が一番最後。
いわゆるドキュメンタリー映画のようですが、wikipediaを見る限り、登場人物への詳しいインタビューなどは出来なかったようで、その描かれ方に平等性があるのかどうかはわかりません。私は見ていて主人公より、その友人であるエディアルドに感情移入してしまったので、中盤からラストまでは主人公にイライラしてしまいました。主人公のマークは職人気質というか、利益よりもまず自分の作りたいカタチを作るのが最優先、対して友人のエディアルドは経営担当なので、どうにか資金を回収できる方法を優先したい、ということで2人はだんだんすれ違うことに。ていうかマークが勝手に話をどんどん進めてしまうので、何も聞かされてないまま翻弄されるエディアルド可哀そうでした。そしてマークはNapsterの創業者・パーカーと出会い、心酔していってしまい2人の仲はさらに悪化。この映画の中のパーカーは本当に駄目人間なんですけど、まあカリスマみたいなのもあるんでしょうね。人脈もあり、資金の調達などもパーカーが手配するようになってからはエディアルドの立つ背なし。その上株式の大量発行に伴って持ち株率が30%→0.03%になったらそりゃ訴訟も起こしたくなります。
まあそれは置いといて、映画は「えっ、ここで終わっちゃうの」というところで終わっちゃいました。まあ基本的にはドキュメンタリーなので、映画的な落ちを期待すると肩透かしを食らうかと思います。あとさほど詳しい必要はないと思いますが、ある程度ネットやSNSについて知ってないと意味がわからないかもしれません。普段からネットしてる人だったら大丈夫だとは思いますが(私も前述の通り、知識なんて殆ど無いまま見ました)。あともちろんホモ萌えはしてきましたがちょっと自重しようと思います。