STAR DRIVER 輝きのタクト

7話「遠い世界」

6話を受けてのスガタ回。1〜3話まではテンプレ、4話で構成を変えて5話は息抜き。6〜8話はテンプレしたりしなかったりとなかなか見ていて面白い。この話を見た直後は、今までスガタとタクトの友情が全然描かれてなかったのに(もしそういうシーンがあるとすればエンディングくらいだ)、仲良し3人組という設定になっているのが納得いかなかったんだけど、8話でスッキリしたのでもういいやという気持ちになった。ただ、やっぱりもう少し表面的に仲よさそうな描写は入れるべきだったと思う。タクト様の回想、スガタさんと絡んでるシーンが殆どないじゃないですか。このアニメ、主人公が何を考えてるかが一番の謎なんじゃないだろうか。「すごいことやりにきた!」って言ってる割に、結構受動的で、自分から行動はなかなか起こさない。そう考えると、サリナ部長の助言を受けたとはいえ自ら動いた今回は、ようやく「3人組」になるためのプロセスのような気もする。(6話でも諦めぎみのワコを連れてスガタ家に押し掛けたりしてたけど)
覚醒後のスガタさんは、アプリボワゼしたせいで引き継いだ王の記憶がそうさせるのか、元から黒かったのか……。おそらくスカーレットキスの第一フェーズの力ではないと思う。とりあえずこれは今年の流行語にしたいくらい好きだ。
「気をつけろ、お前死にたいのか」

8話「いつだって流星のように」

もう全て好きだ。8話までの中だったら一番8話が好きってくらいなんかもう好きでしょうがない。ベタなんだけど、それがいいんじゃないか。夕日を背景に殴り合いとかどんだけごちそうなんだよお前ら! スガタもタクトも、お互い最後の一線を越えさせていなかったことが暴かれていき、なんだか本当にスッキリした。今まで散々、「仲良し3人組てお前らそんなに仲良くないじゃんか…」というストレスを感じていたのでそれが解消されました。ロボット戦も一番熱かったんじゃない? いままでタクト様圧勝だったからね。今回はガチバトル。スクライドみたいだった。終わった後のハァハァも良いんじゃない? い、いや腐女子的な意味ではなくてだね!
女の子組は、サカナちゃん退場で悲しい…。フェーズが進むってのは巫女の封印が破られるってことだから、今後も巫女は退場しちゃうのかもしれないですね。まあ巫女の封印が破られても、島の外に出るか出ないかってのはその巫女自身の選択だと思うけど。サカナちゃんはやっぱりヘッドのことが好きだったのか。ヘッド、どんどん機嫌悪く…というか、痛いところつかれて耳を塞いだ感じ。サカナちゃんの方が大人に見えた。ヘッドが今後、暁生さんみたいにならないといいんですけど。バスのシーンは巫女ちゃん勢ぞろいで、ニチ・ケイトが巫女であろうってことも分かってきましたね。私、普通にアニメ見てただけだったら、ケイトが巫女なんじゃないか? とか全然考えなかった自信があります。ヘッドのことも今回の話で「もしかして?」と思うくらいで、最初は気付かなかったわ。そしてケイトとワコが仲よさそうで驚いた。「……人生という冒険は続く」