僕は友達が少ない 1〜3巻

僕は友達が少ない 3 (MF文庫J)

僕は友達が少ない 3 (MF文庫J)

以前からネットで気になっていたこの作品、バイトの人に借りて読んでみました。友達がいない主人公たちが「隣人部」という名の部活を立ち上げるお話。
主人公は割とマトモな性格だと思うんですが、見た目のせいでヤンキーのレッテルを貼られて友達がいない。ヒロインの夜空は誰も寄せ付けないオーラで友達がいない、あ、嘘でした、エア友達(ともちゃん)がいます。もう一人のヒロイン・星奈ちゃんは男の子からはモテモテだけど、それがゆえに女の子の友達がいない。主人公の妹・小鳩ちゃんは邪気眼すぎて友達がいない。後輩の理科は天才少女とやおい好きをこじらせて友達がいない。主人公を慕う後輩・幸村は男の子なのに可愛すぎて友達がいない。顧問の幼女・マリアは子どもながらにシスターとして働いているので友達がいない。
読み始めてみたら、いきなりヒロインがアレしたりしててびっくりしました。いいの、あんな掴み…。1話のくりぎが短くて、週刊マンガのノベライズを読んでいるような感覚です。あと、ネットスラングというか、オタクの「お約束」ネタが多数盛り込まれているので、そういうのにニヤリとしてしまう人にはお勧め。逆に、あまりオタク知識に詳しくない人が読んでも意味のわからない単語が多くて「?」となりそう。まあそういう人はそもそも手に取らないだろうけど。
ヒロインよりどりみどりですが、私の一押しは星奈ちゃんです。星奈ちゃん可愛いよ星奈ちゃん! 夜空に「肉」というあだ名(というか蔑称)をつけられても、初めてつけてもらったあだ名にまんざらでもない様子。あとおっぱいがとっても大きくてブリリアント。女の子の友達を作りたいがために始めたギャルゲーにはまって今ではエロゲにまで手を出す始末。ツンデレ。もうどこで切っても有り余る可愛さ。正直、刊行済みの3巻までだと、メインヒロインである夜空の可愛げがあまり描かれてないので、あまり好感が持てないんですよね。私の星奈ちゃんをいじめるし。妹の小鳩も非常に可愛いです。普段は中二病を患っており、「我が真名は…」とか言っちゃってますけど、素に戻ると主人公のことを「あんちゃんっ」て呼ぶのが非常にマーベラス
しかし男が足りない。全然足りない。バカテスは女の子キャラと男キャラの割合が半々くらいだった。(メインだけで考えるとむしろ男が多かった)けどっ。この「はがない」には男の子成分が足りないっ!! 男の娘の幸村はなんだかあんまり萌えなかったんですよね。あ、でもあえて言うなら幸村×小鷹(主人公)だと思うんですよ。でも3巻でよーやく、メインカップリングが判明しました。
小鷹の父×星奈の父
ていうか星奈のお父さん可愛すぎじゃない? 星奈のツンデレは父譲りでした。もう小鷹は星奈と結婚しろ。そして親子どんぶり楽しめ。
ということで、今後は星奈父の再登場を心待ちにしたいと思います。小鷹父も直接登場はしてないんですよね。まあ仕事が忙しいっていう設定なのでなかなか現れはしないと思いますけど、いきなり帰国して星奈父を喜ばせてあげてください。…私、この作品の楽しみ方を何か間違えている気がしなくもない。