不思議ポット 1巻

不思議ポット (1) (キャラコミックス)

藤たまき先生の久しぶりのファンタジーものです。やっぱり藤先生はファンタジーものが好きです。藤先生の絵って、独特でほわほわしてる割に、意外と性的な部分と切り離されてないというか…。この世界ではコウノトリが赤ちゃんを運んで来るんだよ〜という感じの世界観なのに、いきなりセックスとか直球の話があったりしてびびるんですよね。沢山読んでるから分かってるんだけど毎度びっくりする。あと、あんまり同性同士の恋愛についても葛藤が無かったりします。やおいだからファンタジーとしてそれはありなんだけど、葛藤がないについてもベクトルが違って、なんかもっと生々しい感じというか…。どっちかというとゲイよりな感じがするというか…。
この話も主人公が同性の先輩に憧れてたり、幼馴染が自分のことを好きだったり、先輩に告白されたりとか色々あるんですが、ファンタジー分が多いので緩衝材になってる感じ。タイトルのとおり、アラジンの不思議のランプよろしく謎のポットをふとしたきっかけで主人公がてにしたところ、中から魔人が現れて…魔人・シバについての謎は殆どわからなかったので、2巻以降に。
それにしても徳間書店はそろそろミスターシーナの精霊日記を文庫で出すべきだ。やおい分は殆ど含まれておりませんので、可愛いファンタジー好きの人にもおすすめです。
（↓なぜ4巻なのかというと、4巻しか表紙の画像が無かったからです）

ミスター・シーナの精霊日記 4 (アニメージュコミックス キャラコミックスシリーズ)