#04 キサラギ

キサラギ スタンダード・エディション [DVD]

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最近映画のアンテナもずいぶん低くなってしまって、これも設定だけでじゅるりとくるような作品だったのに、地元封切りの前日に同僚に教えてもらって観に行ったという不甲斐なさ。もうこういう設定に弱すぎます。密室劇が好きなんでしょうね。
1年前に自殺した売れないグラビアアイドル・如月ミキの1周忌に集まった、キサラギオタの5人。ネットで知り合って集まった5人は現実でもハンドルネームで呼び合うんですが、これがまたぎくしゃくした感じでよいです。オフ会のほかにも、同人女同士もPNで呼び合いますけどね。しかもなぜか妙に敬語。もしくは超なれなれしかったり。再現できてますよ。
話はキサラギオタの1人、オダ・ユージことユースケ・サンタマリアが「如月ミキの死因は自殺ではなく、他殺では」という議論を持ち出したことによって妙な雰囲気に。5人のオタによって、ついにその謎の真相が…
いろいろと小ネタちりばめてあったり、複線張ってあったりしてだれずに最後まで楽しめました。OPとEDも素晴らしい。私は普段からこういう単館系邦画とか好きなので大いにwktkしてたんですが、連れて行った相方は基本的にこういうのよりハリウッドのアクションものとかが好きなので正直不安でした(前に「間宮兄弟」を一緒に見たときも「まぁ面白いけど絶賛するほどでは…」とのこと)。でも映画観ながら笑ってたし、見た後も面白いと言っていたので、決してマニア向けの作品では無いと思います。そして私がユースケ萌えということもある。皆さんは小栗くんや小出くんを目当てに観に行ったらいいです。ユースケは渡しません。しかしこれによって塚地の出演する映画は面白いかもという刷り込みがされてしまった。映画ではないけど裸の大将も見るしかないのかも。