ムーミン谷の彗星

ムーミン谷の彗星 (講談社文庫)

ムーミン谷の彗星 (講談社文庫)

通勤読書はThe MANZAIを経てムーミンシリーズに突入。(MANZAI感想はそのうち) 自他共に認めるムーミン好きの私ですが、意外とムーミンで読了してたのは「楽しいムーミン一家」だけだという体たらく。順番で言うと「楽しいムーミン一家」の次がこの「ムーミン谷の彗星」なのですが、小学生の頃から何度かチャレンジしてるんですけどなぜか読めないんですよね。
改めてチャレンジしてみたところ、やっぱりこの作品全体に覆いかぶさる不安とか恐怖感がよくない。あと、児童書とか特に海外の作品を読むと思うんですが、児童書って全然優しい話じゃないですよね! このムーミン谷の彗星も登場人物は好き勝手にやってるわ人の話は聞かないわ…いちばん人がよかったのは、売店のおばあさんです。優しすぎ! 優しさの象徴みたいなムーミンママさえもスニフにちょっとひどいし…。解説を読むとこの作品はトーベ・ヤンソンが若い時代に書いたもので、今後の作品とは雰囲気が違うようなので、もう少し読み進めてみようと思います。この作品も面白かったし、最後まで一気に読めたので。それにしても名言が多いし、いい訳だなぁと思います。スナフキンはやっぱりカッコイイし。