#01 墨攻

The Making of 墨攻 [DVD]

酒見賢一原作ということで見てきました。実は酒見先生の本は「後宮小説」しか読んだことの無いダメっ子なんですが…（「墨攻」「陋巷に在り」とかも持ってるけどいつもどおり積読）。だけどテレビとかではマンガ原作みたいに紹介されててちょっとショボーン。たしかに映画化になったのはマンガのヒットがあるんだろうけど、酒見先生のことも忘れんといてください！
というわけで原作を知らずに見に行って、「HERO」がもう少しまじめになった感じかな〜と思いながら見てたんですが、もっとずっと真面目な映画でしたね。セットとか軍隊の映像とかすごく重厚だったんですが、それだけにこれが10年前に撮られた映画なんですよ、といわれてもまぁ信じてしまいそうというか…こだわりはあるけど、けれんみのある映像美にこだわった作品ではありませんでした（誉め言葉でもけなし言葉でもなくて「HERO」とは方向性が違ったということですよ）。
真面目な戦争ものですから、戦闘を繰り返すうちにお互いダメージも増えていくわけですよ。そんで結構きわきわな戦いなので最後に得られるカタルシスは少ないかも。ていうか××が酷くてですね…！　全体的に真面目な映画を見てよかったなぁという感想です。あと主役のアンディ・ラウって人がずっと誰かに似てるなぁ…と思ってて半分くらいのところで「イチローか！」と一人で興奮したり（どっちかっつーと渡部篤郎かも…しかもアンディ・ラウって結構有名人じゃないですか……）、王子様がツンデレで後半はアンディにデレデレだったと思うんですよ！
予告とかサイトとか見て興味持った人は見に行っても損しないと思います。逆に興味ない人にはあんまり面白くない映画だろうと思いますが。しかし女子二人で見にいくような映画じゃないよね、あんまり。あ、あと音楽がかっこいいなぁって思ってたら川井憲次だったんですよ！大興奮。しかし連れはやや一般人なのでそこまで興奮してくれなかった…。