華胥の幽夢

華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)

華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)

これは再読です。十二国記シリーズの中で唯一の短編集。表題作はなんともやるせない話ですが納得させられることも多く、これを読んだときにやはり小野主上はすごいなぁと感心しました。この中の「書簡」はアニメにもなってますね。この短編集の中では一番幸せな話かもしれません。戴が舞台になっている話も幸せなんですが、この後のことを考えると…。ラストの「帰山」は主上の好みのタイプの男達が出てくる話だと受け取りました! 飄々とした感じがお好みなんですかね。私は大好きですよ。