金融腐蝕列島 呪縛
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2000/11/23
- メディア: DVD
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はじまってから結構早く銀行へのガサ入れが始まるんですけど、そこからはずっと興奮しっぱなし。株主総会までテンションが下がらないまま見続けられて、ラストシーンで背筋が凍った。怖いよ。
それにしてもやっぱり役所広司はカッコイイですね。あまり実写は見ない人なんですけど(全然見ない人からすれば見てるほうかもしれませんが)、最近は役所率の高い私です。役所広司の出る映画って面白そうなの多いんだもん。とはいえまだローレライは見て無いんですが…。なにはともあれ役所さんはカッコヨス。あと椎名桔平ですね! 桔平さんはカッコイイ役もいいんだけど、これみたいにちょっとメガネとかかけて野暮ったいんだけど、どこかカッコイイというのが超ツボ。女性ではもたいまさこさんが良い味出しててよかったです。役所広司の奥さんはいい奥さんなんだけどそれだけという感じ。マスコミの女の人はカッコよくてよかった。*1
映画の撮り方としては「なんでこんな風に撮るんだろう」と思うところもなきにしもあらずだったんですけど(変にスローになったりなんかエフェクト?かかったり)地味になりがちな社会派エンタテイメントとしてはなかなか派手だったんじゃないかなと思いました。少なくとも東京原発 [DVD]よりはお金かかってるなぁ。*2やっぱり最初のガサ入れのところとかエキストラいっぱい使ってるし、圧巻ですよね。マスコミの混みあいっぷりも面白かったし。あと多分長いであろう原作をよくまとめたな、脚本、と思いました。
ラストがちょっと都合よくまとまりすぎてちょっと不満だったんですけど(あのおじいさんは美味しいところ持っていきすぎ)エピローグがかなり怖ろしく感じられたので侮れない。フィクションとして見ると面白いけど、これが多少誇張されてるかもしれないとはいえ、現実にもある話だとすると怖ろしい話ですよね。あの謎の男がまた怖いんだよ。
エンドロール、名無し役の名前が結構凝ってて面白かったので最後まで見てみるのもまた一興かと。こういう社会派な作品がもっと見たいんですけど、おすすめってありませんか? 邦画・洋画問いません。マネーゲームとかそういうのでもいいんです。やはりプロジェクトXをみるべきですか? ところでこっちは「呪縛」のほうですけど「再生」ってのもあったから次見てみようと思ったらなんか続きの話じゃないんですね。あのあと桔平ちゃんがどうなったか気になるのに…。なんか評価あんまりよくなかったし、素直に劇場に「燃ゆるとき」見に行こうかと思います。
あと腐女子的には役所×桔平か桔平×役所かで迷うところです。私は…うーん、前者かなぁ。