血界戦線

血界戦線、多分に漏れずはまってます。友人から原作も借りて読んだのですが、面白かったので自分でも買いました。でもおそらく、原作だけだったらこんなにはまってなかっただろうな。もちろん原作面白いのですけど、あまり好んで読むジャンルの作品ではなかったので。やっぱりとっかかりとしてはアニメの力が大きかったです。ボンズの画面作りが大変好みだというのはこの日記でも何度も書いてきたのですが、血界戦線もとてもTVシリーズとは思えない作りこみで、毎週1本見ておなかいっぱいになってました。松本理恵監督作品は「京騒戯画」と「血界戦線」の2作しか見ていないのですが、どちらもモザイクアートのような構成が特徴的だと感じています。複数のエピソードを同時並行的に展開して、最後まで見終わると、ひとつの形が見えるような。画面に関していえば、遠めからのFIXとかですかね。
また、話題になったEDは楽曲のよさと映像の多幸感で、何度でもリピートしてしまう中毒性があります。これに関しては、原作の内藤先生もツイートしていたこちらの記事がとても読み応えがあり、たいへん納得できたものでした。

アニメ未見の人にEDだけを見せても、何度もリピートするほどの好感触は得られませんでした。(もちろんED映像から本編に興味を持った方も要ると思いますが)ダンスを描いているのではなく、登場人物たちをエモーショナルに描いているからこそ、そのキャラクターを知っているほうがより、アニメーションの心地よさに酔えるのだと思います。
アニメは最終回を残して一度終わりを迎えますが、原作エピソードで映像化してもらいたい話もたくさんあるので、ぜひとも第2期、そして劇場版で原作10巻(第一部完)にあたる「妖眼幻視行」を見たいですね! 気が早すぎか!