少年ハリウッド

小説 少年ハリウッド 完全版 (小学館文庫)

小説 少年ハリウッド 完全版 (小学館文庫)

アニメが終わったらすぐ読もうと思っていたのですが、少し時間が経ってしまいました。アニメの15年前(実際には17年前?)の、というか、アニメがこの小説の後の時代の話です。先に読んだ友人からは「あまり関連はないので、読まなくても大丈夫」といわれていたのですが、個人的には読んでいたほうがずっと、アニメ版も楽しめると思います。
小説のあらすじには、32歳にしてアイドルにスカウトされた「ゴッド」のことが書いてありますが、ゴッドの登場は小説の後半。ゴッド中心の話と思ってよみ進めると少しがっかりするかもしれません。けどきっと、アニメの少ハリを好きになって初代小説に手を出した人なら、小説もアニメも変わらず、いくよ嬢の美学がピンと張られていていることがわかるはず。初代少ハリのメンバーは、アニメ版にも「先輩」として登場する人が何人かいるのですが、その名前が最後までわからないので(途中まではリーダーの乱以外、フルーツにちなんだあだ名のようなものを付けられている)、どのキャラが誰なのか想像しながら読むの楽しかったです。
読み終わった後、初代少ハリの「夢」を切り取った3話を見て、またじーんとしてしまいました。その勢いで、BDが出てる1〜4話と、録画してある最終回を見直してしまったり。1月からは2期も始まることですし、私の少ハリ熱はまだ冷めることがないようです。