プリンセス・トヨトミ

久しぶりに映画見てきました。なんかムラッと見たくなって、プリンセス・トヨトミ。以前の感想を読んで頂けるとわかるように、原作はさほど好きではないというか、多分『鴨川ホルモー』読んだ後でテンションあがってたんでしょうね。ハードル上げすぎちゃいまして、私が読みたかったのはこれじゃないんだよって気持ちが大きく、なんだかぼんやりとした印象を受けてしまった作品でした。でもラストシーンを大スクリーンで見たかったし、あの奇想天外な話をどうやってまとめるのかという怖いもの見たさもあって映画館に出かけたわけですが、これが結構うまくまとめてあって良かった。原作を読んだときは本題に入るまでの前フリが長いなあと感じていたのですが、映画はテンポ良く作ってありました。また、キャストの性別変更もどうかなーと思っていたんですが、『ミラクル鳥居』役を綾瀬はるかにしたのは大正解! 大食いキャラで、普段はドジっ子だけどヒキがいいっていう設定がハマり役でした。そして何より茶子役の沢木ルカちゃんがめっちゃ可愛い!!! この2人を大画面で見れただけで、映画代の元は取れた。今後の活躍にも期待してます。ちょっと昔の(角川映画最盛期の)アイドルって感じですっごく好み。もちろん主役の堤さんや、岡田君も良かったです。主役3人コンビはバランスが良くていいなあ。
トンデモな話を、まるで壮大な感動作であるようにに仕立て上げたのは分かるんですけど、仕立て上げすぎな感も。EDの壮大さは一体何事。ちょっとサントラが欲しくなった。OPの合戦シーンもカッコ良かったなあ。あそこのカメラワークが一番好きでした。あとラストシーン(エンドロールの本当に最後)はなくても良かった。あそこまでしてもらわなくても、ちゃんとわかるよ! ということで私は楽しめた本作ですが、これ駄目な人は本当に駄目だろうなあ。原作未読の人の感想が知りたいです。