DOORS 全2巻
- 作者: 神坂一,岸和田ロビン
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/08/31
- メディア: 文庫
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ごちゃまぜになった世界を、女子高生のミヤとその妹チサが、謎の青年シュリン&レンチと直して回るお話で、行き当たりばったりな異世界旅行が楽しめます。個人的には、この手のオムニバス形式の小説はあまり読まないのですが、ラノベリハビリとしては最適でした。テンポよく進むし、キャラクターは可愛いし。特に妹のチサがお気に入りです。ごちゃまぜになった世界ではいろんな変なことが起こるんですが、それを「変」だと認識しているのは主人公のミヤだけで、妹のチサなんかはリスみたいな動物の姿になったり、公序良俗に反するような姿になっても、それを「フツー」だと思ってます。妹ネタが多いのも特徴でしょうか。いきすぎた妹文明が、世界を駆逐したりします。
オチはちょっとあっさりしすぎてさびしい感じもしますが、テーマ的にはこの落とし方が一番よかったのでしょう。次はもっと、がっつりとしたラノベを読みたいんですが、さてどれから読めばいいものか…。キャラ萌え系の作品はあんまり読めない人なので、世界観がしっかりしたものを読めれば、と思っているのですが。できたらシリーズもので、完結しているもの(第一部完とかでも可)がいいのですが…。