彼氏彼女の事情 全21巻

彼氏彼女の事情 (21) (花とゆめCOMICS)

彼氏彼女の事情 (21) (花とゆめCOMICS)

途中まで(というかラスト5巻手前くらいまで)読んだ事あったんですが、人んちに行って超ヒマだったので再読。面白かったです。
当初はラブコメなテイストだったんですが、長期連載を視野に入れたくらいからどんどんキャラクターの掘り下げに入って、後半では「彼氏」である有馬君のトラウマ救済編になってます。これ読ませてもらった所有者は前半のノリが好きみたいですが、私は普通の少女漫画はこっぱずかしくて読めないので、後半のシリアス展開のほうがいいなぁ。特に有馬と有馬父の話が好きです。まぁストーリー的にも一番のつらいところを越えて、これからエンディングへ…という心地よい流れの中での話だったからな。それにしても有馬父とお兄さんはそれなんてやおい?っていうような精神的つながりがあって超萌えた。どこかに絶対この2人のカップリングの本あるよね!超萌えた……。
ノーマルカプではつばさちゃんと一馬の2人が好きです。というかつばさちゃんが単体で好き。こういう、強気でワガママな娘さんに弱いです。アスカ(惣流・アスカ・ラングレー)から続く一種のトラウマ…。なんかですね、自分ではどうしようもない現実を頭では理解していながら、それを拒否すべく、必死にもがいて、結果周囲に対して攻撃的になってる女の子が大好きなんですよ! だからツンデレとは違うんですよ。アスカもツンデレだけどツンデレなだけじゃないと思うもんなぁ。
最後みんな上手く行きすぎだろ! と思わないでもないですが、それぞれ自分の思うままに生きていて、良いなぁと思います。あ、あと浅葉くんも好きです。浅葉くんて何気に一番深いキャラでしたよね。浅葉×有馬本も沢山あったんだろうなぁと思うと、全盛期に駆け出したい気持ちになります。