ヒッカツ! 1巻

ヒッカツ! 1 (電撃コミックス)

ヒッカツ! 1 (電撃コミックス)

矢上先生の漫画を読むのは「エルフを狩るモノたち」以来です。中学のときに読んでたんですが、その後大学になってバイト先の人に借りて最後まで読みました。なんか独特の温度とかセンスとか雰囲気(全部いっしょやんけ)を持ってる作家さんですよね。
この話も最初は「今回は現代が舞台かー」と思ってたら全然違う世界でした…舞台は多分地球なんですが、設定が。タイトルの「ヒッカツ」は「必殺」の反対? 「必活」だと思います。漢字で書くと。主人公のショータは小さな頃から空手を習っていて、師匠から「空手は人を活かすもの」と教えられますが、その意味が分からずいたところ、電気屋のオッサンが映らなくなったテレビを叩いて直すのをみて「コレだ!」とひらめいたのが、『回復打撃』という技。その回復打撃を極めるために山に引きこもる生活をしてましたが変な仲間と出会い…という変な話です。
とりあえずエルフとは違う話ですが、矢上先生はどんなのを書いても矢上先生らしい作品になるんだなと思いました。ほめ言葉です。そんで小さいときのショータと師匠の関係が萌えなのは仕様ですか? しかも「ショータ」だし…ショタとかけてるとでも言うのかね! 途中から勝手につるみだす仲間もクセが強くて面白いです。実は私、最近タラコ唇に弱いのかもということに気付きました…。