お嬢様と私 全3巻
お嬢様と私 3―たなぼた中国恋愛絵巻 (ジェッツコミックス)
- 作者: 加藤四季
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/01/28
- メディア: コミック
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そんな私ですが、歴史のどこが好きなのかと言うと、やはり壮大でドラマティックな人間関係に惹かれてるんだと思います。本当、奇跡のようなことが積み重なって今に連なっていると考えるとすごく萌える。あと、あまり戦国時代には興味がなくて、日本史だと奈良〜平安時代と、弥生時代あたりが大好きです。弥生時代とかが好きっていうのは、ファンタジーとして好きなんだと思います。もう想像もつかないもん。
そんな日本よりも長い歴史をもつ中国。クラスにはたいてい、中国史マニアが1人くらいはいたものです。日本史好きな私から見ても中国はすごい。なんていったってそのスケールがぜんぜん違います。現物見たこと無いけど、前に見た映画「HERO」の舞台だった城って、本当にあのくらい大きかったんだろうか。
そんな壮大な歴史を見事、4コマに納めてしまった作品がこの『お嬢様と私』です。下級貴族の主人公のお嬢様の、見たことも無い婚約者が逝去してしまうところからこの話はスタート。未婚ながら「未亡人」のレッテルを貼られた平君(主人公の名前)が、男運の悪さに嘆きながら驚きの展開で皇族と結婚し、さらにその夫が歴史の流れの中で皇帝に(つまり主人公の平君は皇后に)なってしまうという驚きの展開です。一応フィクションとは言ってますが、モデルとなった実在の人物がいるというところがまた面白い。この後もちろん、政権争いなんかで暗殺だの謀殺だのといったドロドロの展開が待っているのですが、4コマ特有のテンポのよさで、最後までさらりと読ませます。
読んだあとはなんだか勉強した気になり、お徳感も。素晴らしい。それにしてもこの時代が紀元前っていうのがすごいよなぁ。漢の時代が舞台だそうです。やはり中国は深い。他にも何か面白いマンガや小説があれば読んでみたいと思います。でも三国志とかは長いのでパス…戦国時代は好みじゃないし、ここ何年かで気づいたんですが、私は「後宮」を舞台にした作品萌えらしいです。読みたいなあ。もちろん『後宮小説』は持ってます。積読だけど…あれ読もうかな。