最近読んだ本

最近は本はたくさん読んでるんですが、なかなか感想をかけないのでメモ代わりに短感。

芙蓉千里

芙蓉千里

芙蓉千里

本当に須賀先生はどSですな…! 面白かったです。コバルトレーベルではないから、今までよりももっと生々しい感じなんだけど、主人公がとにかく前向きな子で(しかも前向きなだけじゃなくて頭のよい子)読んでいてそこまでエグくならない。第2部も楽しみです。

しゃべれどもしゃべれども

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

私の妄想では、噺家のくせに舞台以外ではからきししゃべれない主人公が悪戦苦闘、とおもってたら違った。噺家の主人公の周りに、話せない人が集まる話だった。面白かったけど、終わり方がちょっとすっきりしない。それぞれいろんな事情があってしゃべれないんだけど、それがきちんと解決しないまま終わるというか…。解決してる人もいるけど、ヒロインの描き方がよくわからなかった。ツンデレなんだけどなかなかデレないなーと思っているうちに終わっていた。

まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

いままで読んだ三浦しをんさんの話の中では一番好きというか、萌えた。便利屋を営む多田の前に、高校の同級生だった行天が現れ、なしくずしてきに一緒に住むことになった2人の前にいろんな事件が…という連作。行天がすごい男で、現実味がないんだけど、小説なのでこれでいいのだと思う。終わり方もなんか余韻があって好きです。

一瞬の風になれ

一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)

私が期待していた展開とは違ったようだ…残念。主人公の新二と、幼馴染の天才スプリンター・連が切磋琢磨する話かと思いきや、結局はリレーがメインだったのかなんだったのか…。春高の陸上部3年間を描いた作品といわれたら納得するんだけど、なんとなく主題がぼやけてしまった感じがしました。あと主人公の一人称もあんまりあわなかったな…三人称のほうが読みやすかったと思います。3巻通して競技大会の描写が多いんだけど、競技が多くて未経験の私にはよくわかりませんでした。しゃべれども〜もそうだったし、この作者さんの作品とは相性が悪いのかもしれません。

伝説の勇者の伝説

伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫)

伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫)

ラノベにそろそろ手をつけようと思い、バイト先でラノベの棚を見ながら、自分に読めそうな本を探しました。で、「堕ちた黒い勇者の伝説」とやらが読めそうだったので、シリーズの最初?のこの作品に挑戦。読みやすくて良かったです。話自体はプロローグだったので、今後はどんな展開になるのかなー。今はやりの「日常系ラノベ」が苦手のようなので、こういったファンタジー系のほうが肌に合ってるようです。ラノベ力を高めていって、そのうち日常系にも手を出したい感じ。


とりあえず、青春スポーツものはここまでで打ち止めでしょうか。ほかに気になる作品はちょこちょこあるんですが…。次はおそらく執事萌えになるかと思われるジーヴスシリーズを読んでみようかと思います。ラノベも並行しつつ、そういえば精霊の守り人も新しいのが文庫で出たから再開するかなーといったところ。あとは三浦しをんさんの本で気になるのを読もうかなと思っています。ヤングアダルト系で気になるのもいろいろあるなぁ。