2017年春 ぼくはこんなアニメを見ている
久しぶりの更新になりました。前回の更新がコードギアスのイベント直後に殴りタイプしたもので、読み直したら我ながらクラクラする文章だったけど、熱意は伝わってくるのでこのままにしておきます。これから黒歴史になるといい。実は約1年前からアイドル育成リズムゲームにハマり、ゲーム自体のウェイトはそんなにないのですけど、その作品に関する活動に費やする時間が増えてしまったので、アニメを見る時間がぐっと減ってしまいました。なんで時間は24時間しかないんでしょう。オタクはとても忙しい。そんなわけで2017年冬アニメはほぼみてない? 春アニメはちょいちょい見てるので、今見てるものを覚書しておきます。
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スタミュ 第2期
ちょっと視聴遅れ気味。相変わらず安心して見られる。けど、キャラクターの名前を一向に覚えられない。ごめんね。でも第1期から覚えてないから許して…(顔はわかります)1話でOBによる華桜会の曲が披露されたときはめっちゃテンションあがりました。サティスファイっ! 早くミュージカルシーンが見たいなあ。スタッフさんは大変だと思いますが…。
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この他には「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」「アトム ザ・ビギニング」を視聴予定。「有頂天家族2」は見る気でいたのにBS11で放送されなかったのでいつかまとめて。「正解するカド」も見たい。
コードギアス 復活のルルーシュにむけて
2016.11.27 コードギアス 反逆のルルーシュの10周年記念イベントとして「コードギアス 反逆のルルーシュキセキのアニバーサリー」が開催された。そこで発表された、コードギアスの新プロジェクトは下記のとおりだ。
- TVアニメーション「コードギアス 反逆のルルーシュ」「同 R2」の総集編劇場版3部作作成(音声は新録)
- 「コードギアス 復活のルルーシュ」制作決定
特に「復活のルルーシュ」については谷口監督、脚本・大河内氏の両名より「時間軸はR2最終回の数年後」「ルルーシュが登場する」「パラレルワールドなどの話ではない」と明言された。つまり、10年間、視聴者の間で議論されてきた、ゼロレクイエムの後、ルルーシュが生きているか否かという問題に、公式から解が与えられたということだ。
これに対し、ファンの間では賛否両論巻き起こるであろうことは容易に予想できる。私自身、「反逆のルルーシュ」という作品は、主人公のルルーシュの死をもってして、あの物語に忘れられないピリオドを打ち込んだと思っているし、それでも生死をぼかした描き方については、ルルーシュのファンのことを思えば、「もしかしたら生存しているかもしれない」という一縷の望みを残した、非常にバランスの取れた描き方であったと思っている。だから、イベント参加者に贈られた招待状に隠された暗号の解「魔神の復活」についても、ルルーシュの復活ではないかという説を否定したかった。
ここから先は多分に私の想像で構成されている上に、ソースもあやふや(以前に何処かの記事で読んだ位の記憶)なので、あまり真に受けないで欲しい、という予防線を張ってから書く。
イベントにて販売されたパンフレットにも記載があるが、「コードギアス」という作品はもともと、その後のシリーズ展開まで見据えて始まったプロジェクトである。「ガンダム」や「マクロス」のように、「反逆のルルーシュ」と同軸、または、ギアスやナイトメアフレームという設定だけを流用した全く新しい「コードギアス」が生まれる可能性もある。もちろん、「反逆のルルーシュ」自体が成功しなければ、その後の展開もありえない。だからこそ、「反逆のルルーシュ」は「売れる」要素を貪欲に取り入れた。そもそも谷口監督は、監督として「赤字を出さないこと」が大切だと以前より語っている。(もちろんどんな作品でも、それは必要最低限に必要なことなのかもしれないが)この「反逆のルルーシュ」では、それ以上に、「売上」が重要な目標として掲げられたからこそ、これまでの作品にはない、キャラクターデザインの起用やアーティストタイアップがあったのだろう。
そして「反逆のルルーシュ」は、谷口監督の手がけた作品の中で一番のセールスを記録した。コードギアス自体は円盤だけでなく、玩具(プラモ)やらなんやらの売上も色々コミコミで企画されていると思うので、実際のところは分からないが、決して失敗した作品ではないだろう。そして、2010年から始まった新・コードギアスプロジェクト。完全新作「亡国のアキト」をはじめ、コードギアスが「反逆のルルーシュ」から、次のステージへと移行する。
今日のイベントで、谷口監督は何度も「コードギアスを新しいステージに進めるために」と、繰り返した。これまで登壇することのなかった谷口監督、大河内氏両名が本日のステージに上り、自らの言葉を語ったことは、決意でもあったと思う。ルルーシュを復活させることに賛否の声が上がるのは、監督も重々承知であったはずだ。これは本当にただの想像だけれども、谷口監督はルルーシュを復活させるつもりではなかったと思う。けれども、「コードギアス」という作品において、ルルーシュというキャラクターのアイコンはあまりにも大きすぎた。その魅力が過ぎたために、神話になることを赦されなかった。神は魔に堕とされ、または、「コードギアス」という作品を、次の十年へ繋げるための生贄として捧げられた。それが、「復活のルルーシュ」であると、今の私は思う。
続編の報を受け、喜ぶ声もあるが、「せっかくの名作を貶める」「墓荒らしのようなことはやめて欲しい」という否定的な感想もたくさん目にした。そんなのはおそらく、谷口監督自信が思ってるわい、と言いたい。いや、実際のところどう思っているかは今後の発言を待たないと真意はわからないけれど(語られるかもわからない)、初めてのテレビシリーズ監督作品である「無限のリヴァイアス」時代にも続編を断った経緯などから、一度完結させた物語に固執するタイプではないと思う。だからもう、谷口監督を信じて待ってくれ。結局はそれしかないのだから。
舟を編む 記事一覧
舟を編む 上巻(イベントご招待抽選応募券付)(完全生産限定版) [Blu-ray]
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君の名は。
- 作者: 新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
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アニメは好きですが、新海監督作品を見たのはこれが初めてです。ということを言うと各所からお叱りが来そうなのですが、なんとなく今まで「これは私向けじゃない」と思って見ておらず、あえて言うなら「星を追う子ども」は見られそうだな、と思っていました。多分あれもジュブナイルっぽいやつか、ファンタジーっぽいやつですよね?(適当に言ってる) 氏の色が濃すぎないほうが、私には馴染む気がしたので。
ヒット要因の一つに、田中将賀氏のデザインもあると思うのですが、普段アニメを見ない人からすると、あのデザインはオタクっぽいんでしょうかオタクっぽくないんでしょうか。自分がオタク視点からしかみてないので判断はつかないのですけど、「デザイン」には「慣れ」も存在するので、「あの花」「ここさけ」と一般向けにもアピールしてきたデザインが本作で馴染んだような気もします。何はともあれ、これを機に、アニメを見ない層も「アニメも面白いじゃん」と、抵抗感が少なくなればな。と。そしてそんな人達から「『君の名は。』面白かったんだけど、他に面白いアニメ知らない?」と尋ねられたときに、最適な回答ができるように私たちアニオタは脳内シミュレーションを怠らないようにしような。
IN A LIFETIME 2016 @福岡国際会議場(2016.09.04)
- アーティスト: TRICERATOPS
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会場の福岡国際会議場には何度か来たことがあるんですが(名前の通り、各学会の会議や、オタクの同人イベントなども開催されています)ライブができるようなホールがあるとは知りませんでした。というかGRAPEVINEのライブで初めて座席指定の会場。どんな感じになるんだろうかと思ったんですが、ライブ会場よりは広いので距離は遠いけど、角度がついてるので見やすくて良かったです。あと合間に休憩時間が挟まるんですけど、その時も座ってのんびりできたし。
「アルバム再現」と銘打ってるだけあって、セットリストはアルバムに収録された曲順通り。福岡ではGRAPEVINEから始まりました。「退屈の花」はだいぶ聴きこんで好きなアルバムの1つなんですけど、通して聞くと、結構かっちりつくってあって、なかなかヘビーな感じがしました。Hereらへんからはちょっと軽い感じのも入ってますもんね。(実はLIFETIMEはシングルで曲聴きすぎたので、通してはあんまり聞いてない)「君を待つ間」とか「遠くの君へ」なんかは他のツアーでもやってくれることが多いんですが、私がライブに参加しはじめてから「涙と身体」を聞いたのはそんなにないかも?(初聴きではないとおもうけど…)これがめちゃくちゃヘビーで、次の曲が「そら」だったから助かったな、という感じでした。大変印象的。印象的といえば「6/8」で田中さんがソプラノリコーダー吹いてました。あそこのセッション楽しかったです笑 童話的でした。ボーナストラック扱いの「熱の花」も好きな曲なので、ここまでやってもらえて満足です。
TRICERATOPSのライブは初めて参加しましたが、元気ですね笑 いや、バインのライブがあんまりオーイエーとか声出す感じではないので余計になんですけど、ファーストアルバムの構成もあって、ずっとテンション高い1時間でした。トライセラのアルバムは初期のものは聞いてたと思ってたけど、このファーストは聞いてなかったようで、ほぼ初めてでした。ラズベリーは本人たちが当時は不本意なシングルカットだったと言っていたけど、すごいノリやすくて、これを推したレコード会社の人たちの気持ちもわかります笑
そしてアンコール。機材のセッティングをしていたのでアンコールがあるのはわかってたんですけど、セッティング終わってからようやくアンコール始めたら、裏でトライセラの和田さんが「はやくアンコして〜」的なことを思っていたらしいことが田中さんから暴露されていました笑 いや、だってねえ? セッティング時間掛かりそうだったからね?? アンコールはセッションで4曲。まだネタバレしないほうがいいんですかね?どこまでいっていいのやら。いやー本当に楽しくて、後ろのお兄さんも「うはwww」みたいになってました。もちろん私も。そういえばワンマンライブしか行ったことなかったかも?(はるか昔にフェスっぽいのには参加したけど)ボーカルさん同士が背中合わせでギターかき鳴らすなんてBL漫画でしか見たことない世界がここにあったの…いきなり腐った自分が出てきてすみません笑 兎にも角にも楽しいライブでした。セッションはもう少し長めに見たかったけど、体力的に考えてこのくらいで十分だったかも。
ライブに行くたび思うけど、やっぱりライブはいいですね! アルバムを聴きこむのもいいけど、ライブで味わう感じはまた違うものがあります。アルバムだと美メロの曲をリピートしたくなるけど、ライブで盛り上げる曲はまた違いますしね。バインさんは「今年はもう来ない!」って言ってたけど、来年は20周年だし、なんだかんだで来てくれると思う。また行きたいです。
最近の音楽…っていうかアイナナ
アプリゲーム『アイドリッシュセブン』IDOLiSH7 1stフルアルバム「i7」(初回限定盤)
- アーティスト: IDOLiSH7,真崎エリカ,佐々木裕,Shinnosuke,野井洋児
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- 発売日: 2016/08/24
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今までフルが公開されていなかった曲や、新曲を収録しての待望の1枚。2部のアイコン的存在とも言える「RESTART POiNTER」のフルは尊いとしか言いようがない…私の推しである一織くんがなんだかんだでセンターになった「Perfection Gimmic」も大人っぽくていい……初出しの「THANK YOU FOR YOUR EVERYTHING!」はもっとしっとりした曲かな〜と思っていたら、めっちゃくちゃ可愛い&ポップで、みんなのオフショットが見えてくるような等身大な1曲。初回限定版についてくるブックレットも嬉しかったです。豪華版とだいぶ迷ったあげく、こちらにしたけど、豪華版のタオルとかも今後ライブがあれば欲しくなっちゃうんだろうなあ。(もちろんライブグッズが出るのは承知の上で)
ようやくアルバムが出たといえ、シャッフルユニット曲のフルもまだだし、こちらにも期待したいですね。LOVE&GAMEはえっちすぎでしょ…3部で発表される曲も楽しみですね。モンジェネとリスポのKzさんも3部で楽曲提供してくれると思いますし! またいろんなユニット組んでほしいな〜。大人組(成人組)と高校生組とかいいですよね。
秘密 THE TOP SECRET
新装版 秘密 THE TOP SECRET 2 (花とゆめCOMICS)
- 作者: 清水玲子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: コミック
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見てから時間が経てば、ちょっとは怒りに似た感情も収まるかな、と思いましたがそうでもなかった。原作のファン、というか清水玲子先生のファンなんですけど、その中でも「秘密」は抜群に面白いシリーズの1つだと思っています。設定も、ハリウッドが買い付けにきてもいいくらいだと思ってるんですが、なぜこんな残念な作品になってしまったんだろう。死者の脳から、遡って数年分の記憶映像をモニターできるようになった近未来。第九と呼ばれる組織は、通常捜査では困難な事件の捜査をこのMRI技術を用いて解決する部署として創設されました。画期的な技術ではありましたが、人道的な面で被害者・加害者家族を中心に世間から非難を浴びる描写も多々あります。死者が死してもなお守りたかった秘密を暴いていく墓荒し的な行為、また、難事件の解決のために生存している被疑者の死を願ってしまう描写などで表現される苦悩。それでもなお、事件解決のために数々の苦悩を振り切り捜査にあたるメンバー。そしてそれぞれの事件で明らかになる「秘密」。サスペンスミステリとしてもヒューマンドラマとしても大変おもしろいので、気になったかたはぜひ原作を読んでみてください。というか映画を見に行こうと思っている人は、その1800円で原作を3巻まで買って下さい。
あともう一点。この作品、元がちょっと耽美的といいますか。清水先生の美しい絵柄がそうさせることもさもありなんなのですが、多分にブロマンス的な要素を含んでいます。(ブロマンスって書いたけど、私は普通に愛情だと思ってます)だから実写映画化が発表されたとき「原作に漂う男同士のアレな描写をざっくり落として、オリジナルの女キャラを投入した挙句甘ったるい恋愛要素を入れでもしたらネガキャンしまくってやる」と息を巻いていたのですが、公開が近づくにつれ段々冷静となり、「そもそも原作のキャラクターを3次元で完全再現なんてムリだし、アレな描写がなくても、少しでも匂いが残っていればいいや。『秘密』という作品の面白さは、私にとってはBL要素もありだけど、そもそも設定と物語そのものにある。そこをきちんと描いてくれたらみんなにすすめよう」という神仏のような心境までに至りました。そして公開翌日。地元で一番早い回に、早起きして出向いた私が見たのは、アレな雰囲気は残してくれたけど、肝心要のストーリーをぐちゃぐちゃ掻き回して謎のイメージ映像でふんわり締めた、カタルシスも何もない映像でした。
秘密って、別に難しい話じゃないんですよ。苦い終わり方はあっても、事件としては犯人の動機やアリバイなどはすっきりと終わるんです。それなのに、絹子と貝沼に無理やり接点を持たせた挙句、絹子は一体何をしたかったんだ?って感じで、動機もよくわからんまま終わるのですが…そもそも絹子はサイコパス設定じゃないし……。「プラチナデータ」もそうですけど、女優さんじゃなくてモデルを起用するのが好きなんでしょうか? プラチナデータの方はセリフがないイメージ映像のような使われ方だったんで気にならなかったんですが、今回は演技のうわっ滑りも気になりました……。
と、ごちゃごちゃ書きましたけど、結論は冒頭のとおり「原作を見て下さい」「私はこの作品が気に入りませんでした」ってことです。原作ファンだからここまでイライラしてますけど、別に原作ファンじゃなくても多分「見なくていいです」って言ってたと思います。松坂桃李くんのメガネ&スーツは最高でした。ごちそうさまです。